映像制作・動画制作の重要性は以前の記事でご理解いただけたかと思います。では、一体どうやって動画を作ればよいのかというと、機材と簡単な知識さえあれば、簡単に作れてしまいます。今回は、動画制作の簡単な流れについてお話したいと思います。
動画はどうやって作るのか
映像制作を請け負う企業は多く存在しております。それらを活用し、プロに依頼するのが安心ですが、自社で内製する会社も増えてきているようです。動画制作専門の部署を新設する企業まで存在します。動画を自作する場合、まずは機材を揃える必要があります。
必要な機材
カメラ
現在は動画撮影機能を搭載したカメラが一般的なので、比較的簡単に動画制作にチャレンジしていただけるのですが、それぞれの機材にメリット・デメリットは存在します。
カメラ | メリット | デメリット |
スマホ | ・手軽 ・4Kなどに対応している機種もある ・撮影後すぐアップできる | ・設定項目が少ないため凝った映像には不向き ・画質は中程度なのでPCでの編集には不向き ・文字情報を付加するのが難しい ・手持ちでの撮影には向いていない |
一眼レフ | ・ボケを活かした印象的な映像 ・交換レンズで様々な画角で撮れる ・画質が良い ・暗い場所に強い(レンズによる) ・様々なオプションが存在する | ・機種によってはオートフォーカスに弱い ・高価 ・音が良くない ・ビデオカメラに比べてコンパクト |
ビデオカメラ | ・手持ちで撮影しやすい ・電動ズームが可能(機種による) ・音が良い | ・ボケを活かしづらい ・性能を求めると巨大化してしまう |
各機材のメリット・デメリットを羅列してみました。主観的な部分も存在しますので、予算や使用目的をよく考えた上で決められることをおすすめします。可能であれば、動画制作に詳しい方にアドバイスを求めましょう。
三脚
撮影時はなるべく三脚などに固定して撮影することをおすすめします。三脚は安いもので数千円から存在しますので、今後も動画を撮り続けるのでしたら、買っておいて損はないでしょう。ピタッと止まった映像は手ブレしているそれと比べてクオリティの差が歴然です。もし、三脚を購入するのであれば、その種類には少し注意が必要です。
三脚には写真用とビデオ用が存在します。動画制作がメインでしたら、ビデオ用を購入するようにしましょう。ビデオ用三脚は、パン(横の動き)やチルト(上下の動き)が滑らかに動くよう作られていますので、動きが入る映像には必須の機材です。手持ちでも撮れないことはないのですが、細かなブレが映像のクオリティに繋がりますので、気を使いたい部分です。
撮影後の作業
映像編集
編集していない状態の映像をそのまま使用することもありますが、多くの素材を活用して編集した映像は見ごたえがあります。映像編集には専用の編集ソフトが必要になるのですが、編集ソフトにもいくつか種類が存在します。
無料ソフトといえば、Macだと「iMovie」、Windowsだと「Windows ムービーメーカー」などが有名です。有料ソフトと比較して、できることに限りはありますが、最初のうちはこれらのソフトで十分です。
動画編集にも慣れてきて、もう少し凝った編集をしたくなった時に有料ソフトを導入しましょう。AdobeのPremiere ProやAppleのFinal Cut Pro Xなどが一般的です。AppleのFinal Cut Pro XはMacでしか使用できませんので、汎用性が高いという理由から私はPremiere Proを使用しています。
動画の書き出し
映像の編集が終われば、あとは書き出しです。目的にあった動画のサイズで書き出しを行いましょう。現在は、PCで再生する動画の標準とも言えるH.264(MP4)が主流となっています。
ネットへ動画をアップ
書き出した動画をネットへアップします。アップする媒体はYouTubeやFacebook、Instagram、若者女子向けのメディアではC CHANNELなどが主流です。戦略にあったメディアを選択し、動画をアップしましょう。
まとめ
動画の撮影からネットへのアップまでざっくりと説明させていただきました。動画制作未経験者にはピンとこない内容があったかも知れませんが、楽しんで動画制作を続けていけばすぐに慣れることばかりです。